里香の病室。
僕達は何をするでもなく、過ごしていた。
「ね、裕一」
「ん、なに?」
「あのさ……なんでもない」
「なんだよ」
さっきから布団の中の里香が妙にもぞもぞと動いている。
トイレにでも行きたいのかな?
いや、我慢する理由ないよな。
僕のこと気にしているとか?いや、あの里香がそんなこと気にしているわけがないよな。
「ねぇ、裕一。検査とかないの?」
「いや、ないよ」
ウゥーと恨みがましい目で見られる。
何故に?
「飲み物買ってきて」
さっきから矢継ぎ早に色々言うなぁ。
「別にいいけど、どうしたの?体調悪い?」
里香の額に手を当てる。
「ひゃっ……やあああぁっ」
里香が悲鳴をあげる。
「どっ、どうしたの?」
布団をめくる。
「バカ裕一っ見るなっ!!」
そこにあったのは、おもらしをする里香だった。


何故、ズボンを脱いでいたのかを聞いたら、僕がいなくなった間に、尿瓶でやってしまおうと考えたらしい。
普通にトイレに行けばいいのに。
因みにそのあと里香が超不機嫌になったのら言うまでもない。



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